カルトナージュの始まりと現在親しまれている理由

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルトナージュというのは、十八世紀ごろにフランスで誕生した伝統的な工芸のことで、元々は蚕を運ぶための箱として使われていたと言われています。そのやり方はというと、箱に布や紙を貼り付けてより見た目を美しく、あるいは可愛らしくする工芸のことを指します。
蚕を運ぶためだけならただの箱でも良いような気がしますが、そこに布などで装飾を施すというのがフランスのオシャレな女性らしいなと私なんかは思います。
普通に考えれば装飾を施すことで一手間かかることになりますが、その手間を惜しむよりもオシャレを優先させたというところも女性らしいですよね。

こうして元々は蚕を運ぶための箱だったはずが、その後フランスの女性の間で流行したのだそうです。

 

そして現在ではフランスだけに留まらず世界中のあちこちでカルトナージュが親しまれています。
カルトナージュという言葉自体はなじみがなくても女性なら誰でも一度くらいは子供の頃、あるいは大人になってからでも箱にお気に入りの布や紙を貼り付けて遊んだことがあるのではないかと思います。

そんなカルトナージュはそれほど難しい技術が必要なわけでも特別な道具がいるわけでもありません。
何しろ箱と布、ボンドさえあればすぐに作ることができるのですから、多くの女性に親しまれるわけです。
おまけに不要な箱をリサイクルすることにも繋がりますし、ゴミを減らすこともできます。

例えばお菓子の空き箱や牛乳パックなど身の回りにある容器を使ってすぐに楽しめるのが カルトナージュの良さです。