マネージャーってなんだかいい響きで、私の中で「憧れ」でした。
高校生になったら絶対マネージャーになろうと思っていましたが、タイミング良くサッカー部の先輩から入学したらマネージャーにならないかと誘われたのです!
なんといいお誘い!と思い、入学したらぜひとお願いしていました。
高校に入り、もちろんサッカー部のマネージャーに希望しましたが、まさかの同級生でのマネージャー希望が誰もおらず、残念ながら同級生なしの一人での部活動の始まりでした。
ですが、もちろん選手の同級生はたくさんおり、男っぽい性格の私からしたら逆に気がラクでどんどん仲良くなり楽しかったです。
先輩のマネージャーも何人かいてみなさん優しく、私の代のマネージャーが一人しか居ないからこそとにかく優しくて仲良くしてくれました。
ですが、どんどん月日がたつにつれ、三年生は辞めていく時期になります。
そうしてしまうと、必然的にマネージャーもおらず私一人でみんなを見るにはなかなか難しいことに気付きました。
私の幼馴染は、スポーツマンだったのですが、高校では無所属だったので、誘ってみることにしました。
それからが私のマネージャー生活の楽しい日々の始まりでした。
幼馴染がマネージャーに入ってくれてから、毎日のマネージャーが今までより何倍も楽しくなりました。
今では、会うたびにマネージャーの時期の話をしながらお酒を交わします。
マネージャーというと、しっかりとした仕事をするのではなく、ただ立ってるだけでラクなのでしょうと思う方も居ると思います。
ですが、私たちはそれだと嫌だったので、ただの自己満足ではありますが、みんなが雨の中走っていたら私たちも雨にうたれながら準備をしていました。
いつだって同じ目線にたっていたかったからです。
今思うと、ばかだなぁと思うこともありますが、年に何度かサッカー部で集まることがありますが、いつでも楽しかったね、頑張ってたよねと笑って話す思い出です。