歯医者=怖いってイメージありませんか?

歯医者…私にとっての歯医者のイメージは、嫌な場所で痛い思いをしたというイメージしかありません。定期検診などで連れて行ってもらっていたら、慣れることもあったと思いますが、そういう記憶がありません。ですので情けない話なのですが、未だに歯医者が苦手だし行かずに済むのであれば行きたくないと思っています。

子供が生まれると定期的に見てもらわなければ…と思うようになりましたが、私の歯医者に対するイメージが悪く、当時幼稚園の年中組だった長男は大の病院嫌いで連れていくにも一苦労でしたので、そのまま数か月が過ぎていきました。
ある日長男の仕上げ歯磨きをしていると、奥歯に黒い小さな点を発見しました。何回か歯ブラシでこすってみても落ちる気配がありません。このときは相当落ち込んでしまいました。ちゃんと定期検診に連れていってあげれば、よかったと。

これ以上酷くさせたくないと思い、早速なかもずで小児歯医者を探すことにしました。小児歯医者の知識が全くなかったので、ネットで口コミを探し実際に通われている方の話を聞いて、自宅からも比較的近い歯医者に決め、早速予約を取りました。

診察当日。二十数年ぶりの歯医者に私のほうが緊張していたかもしれません。長男は意外にもすんなり診察室まで入ってくれました。が、やはり椅子には警戒してなかなか座ってくれません。すると、歯科衛生士さんが歯の写真を撮るカメラで顔を写してくれたり、機械に触らせてくれたりしてくれたのです。これにはびっくりしました。

緊張をとくためだったとは思うのですが、少しずつ興味が出てきて機械に触りまくる長男が正直うらやましかったです。
口の中を見せるのもかなりの時間がかかり、母と歯科衛生士さんと何度もなだめたり褒めたりしながら、最終的には母が寝っ転がった上に長男が寝転がる形で診察を受け、結局黒く小さな点は虫歯ではなく落ちにくい汚れだった事が判明し、あっという間に落としてもらいました。当時の私は臨月前で、かなり苦しかったのも今となれば懐かしい思い出です。

現在も同じ歯医者に通っていますが、子どもが嫌がる状態で無理矢理に治療を進めない方針なので、我が家には合っていると思います。小学校の低学年までは、診察の後にガチャガチャができるということもあり、それがお楽しみなのでしょう。小学3年になった長男はもちろんのこと、あの頃お腹の中にいた次男さえも、「早く歯医者に行きたいな~」なんて歯医者嫌いの母から生まれた子どもとは思えない発言も時折飛び出します。
昔は嫌がろうが治療されてたイメージですが、現在だとまずは虫歯ができないように予防をしっかり行いましょうという風に変化しているのでしょう。もし私と同じように歯医者が苦手で、子どもを連れていくことにも躊躇されている方がいらっしゃったら、まずは一度行ってみませんか?きっと昔のイメージとは変わっているはずですよ。